フィルムの帰還 Return of the Film

または カメラおじさんへの道

お手軽なコンパクトカメラ Mju Zoomを試す

ネットでいろいろとカメラの情報をみているときに、単焦点レンズを搭載したオリンパスのミューIIというのがコンパクトカメラながら素晴らしい写りをすると知って、ほしいなぁと探し始めました。
でも、 人気機種でそれなりのお値段なので、手を出す気にならず。
いろいろ見てるうちに、ミューにはズームレンズの機種もたくさんあり、そちらは安価なお値段だったので、ためしに入手してみました。

 

Olympus Mju Zoom 115 Deluxe, Fuji 記録用 400 

 

 

 

 

 

前回の記事にMju Zoomが写っていたので、続けてみている方は気づくかもしれません。ここから下が、前回のSR-1sと同じときに撮影したものです。描写の違いが面白い。

 

returnofthefilm.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

 広角側。コンクリの質感がしっとりしてて良いですね。

 

 望遠側。キレはないですが、コンパクトカメラとしては十分な写りじゃないですかね。

 

 

 

ということで、ミューズームはお値段も手頃だし、十分に楽しめるカメラだなと思いました。

単焦点のMju IIは使ったことがないので、比較はできないですけど、ポケットに入れておいて日常を記録するフィルムカメラとして、あるいはフィルムカメラを使ってみたいけど、まずは操作が簡単なやつから始めたいというひとに、とっても良いかと思います。

 

 

ということで、再掲。ミノルタ一眼で撮ったMju Zoomです。こんなカメラでお届けしました。ズームするとレンズの先っぽがギューンて伸びるよ。

 

 

Minoltaはじめます。Rokkor 55mm f1.7

ミノルタの古い一眼をレンズ付きで安価に入手できたので、試写。
はじめてのロッコール・レンズです。

 

Minolta SR-1s, MC Rokkor-PF 55mm f/1.7 , Fuji 記録用400

 

 

 

 

線が太めでシャドー部分がこってりしてます。

レトロな内装のとんかつ屋さんで撮影。

 

 

 ちょっとピントがあってないですが。絞り開放だとけっこうゆるい描写になるかな。

 

 MCではあるけど逆光には弱くて、かなりコントラストが低下します。

 

 

逆光じゃなければ、コントラストが高くて、昭和な感じが凄くよく出ますね。 

 

 

 

 隠れたつもりが、下から丸見えなネコさん。

 

 ハイキー気味にするとなかりスッキリと、淡い感じになります。おもしろい。
絞り4か2.8くらいだったかな。

 

 ローキーでも、ハイキーでも、それぞれオールドレンズらしいレトロな感じがでて、すごく雰囲気がある写真が撮れますね。

 

 このSR-1sというカメラ、小ぶりでいかにも機械式という感じで、とてもかわいらしいです。露出計はついていないので、なれていないとちょっと扱いづらいかもですが。

モノクロでの光の描写力がすごい Voigtlander Vitessa L Ultron Acros 100

Ultronを搭載したVitessaにフジのAcrosを詰めてみました。

 

Voigtlander Vitessa L, Ultron 50mm f/2, Fuji Acros 100

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真がヘタなのは仕方ないとして、この光のキラキラした感じと、シャドウのマットな感じ。たまりませんわ。コントラストが強いのに階調が豊かという。大満足です。

現像はお店でやってもらったので詳細は不明です。 

公園日和 Konica Big Mini F, Lomo 100

引き続き、みんな大好きBig Miniの作例を。

夕方で横からの夕日が強く、明暗差も大きな時間帯でした。

こういう条件は、このカメラは少し苦手かもしれません。

 

Konica Big Mini F, Lomography 100

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家族とか生活の記録写真って、これくらいの写りが程よいように思います。

ザラッとしてて、写りすぎない感じが記憶の風景とマッチするというか。

 

みどり、日差し Konica Big Mini F, Lomo 100

このブログはBig Miniのページへのアクセスがいちばん多いです。

みんな大好き、Big Mini。

ということで、このカメラの作例を追加しておきます。

 

逆光にも強く、カリカリしすぎず、でもしっかり写る。シャッター押すだけの簡単操作でこの写り。やはりいいカメラですね。

 

 

Konica Big Mini F, Lomography 100

 

 

 

 

 

 

 

 

最後の1枚はとくに「Big Miniらしい写りだな」と思いました。この感じです、Big Mini。

 

さて、下記の1枚、AE-1 & Lomo100でほぼおなじカットを撮っています(以前のエントリーで公開ずみ)。せっかくなので、見比べてみましょう。フィルムが同じなので、2枚の写真の違いはレンズの性能と露出の違いだけですね。

 

Konica Big Mini F, Lomography 100

  

Canon AE-1, NFD 50mm f/1.8, Lomography 100, 花屋

Canon AE-1, NFD 50mm f/1.8, Lomography 100

 

いかがでしたか。

ではまた次回。

Mamiya C33で二眼レフの奥深さを知る

プリモフレックスで二眼レフの楽しさを知ってしまったら、もう止まりません。

マミヤの二眼レフシリーズは、レンズ交換できるという、かなり特殊なシリーズ。

何種類かあるボディのうち、このC33はいちばん重たい機種だったと思います(たしか)。ただでさえ、このシリーズはどのモデルもボディの重量がかなりあるのですが、このC33は片手で持ってると、だんだん手がプルプルしてきます。散歩しながら手持ちで、というのはかなり厳しい。

まあそんなこともあり、このシリーズとしては比較的安価でC33を入手できました。

こちらのブログで、本機種が紹介されていますね。

カメラと写真が大好きな毎日 : マミヤフレックスCシリーズ(2眼レフ)特集 その④ C33

 

そしてレンズ。この105mm f/3.7は「Mamiya-Sekor」と「Mamiya-Sekor DS」の2種類があるらしく、DSがつくほうはHeliarタイプで描写がすばらしいと評判だとか?私が入手したのはDSがつかない通常版。こちらはテッサータイプだそうです。

 

 

Mamiya C33 Mamiya-Sekor 105mm f/3.7, Fuji Pro 160h

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キレというか解像力というか、この曖昧さの全くない感じ。月並みな表現しかできないですが、素晴らしい写りですね。これでボディがもうちょっと軽ければ…

ということで、写りの素晴らしさを体験できたので、より軽量なボディ探しが始まりました…続きはまた今度。

 

それとあれですね、二眼レフを抱えてウロウロしてると、ご年配の方々にけっこう話しかけられます。それもまた面白かったり。

 

 

 

Primoflexで二眼レフデビュー

フィルムカメラ人気が再燃する中で、中判カメラがけっこう人気になっていますよね。以前に比べればだいぶ安価になった機種がたくさんあるので、気軽に始められるということもあるのでしょう。

中判といえば、二眼レフ、かっこいいですよね。かわいいですよね。使ってみたいですよね。でも、ローライとか高すぎて、とても手が出せないですよね。

ということで、国産の二眼レフ作例の比較ページを見て、値段が手頃かつ写りがよいプリモフレックスを、これまたオークションで入手。ランチ2回分ほどの、とても手頃な価格でした。

さっそく近所の公園で試し撮り。

 

Primoflex Toko 7.5cm f/3.5, Fuji Pro 160 NS

 

 

 

 

 

 

 

シャッタースピードが1/250までしかないという、今から考えたらおもちゃみたいなスペックですが、明るくて見やすいと評判のファインダーを最初に覗いたときは、すばらしく立体感のある写りに感動しました。まだ何も撮っていないのに、いきなり感動。

さて、実際に写真の写りを見ると、まずは周辺のグルグルボケのすごさにびっくりしますね。。発色の良さや解像度などの描写力はすばらしいので、撮り方を覚えていけば、もっとうまく撮れるかなと思いました。

 

二眼レフの中でも使っている人があまりいないプリモフレックス、これからも作例を積極的に紹介していきたいと思ってます。