その季節にしかない色・光を写しとる AE-1
これから葉っぱが黄色くなっていくところ。
シックにまとまる緑と透明感のあるハイライト。
FDレンズ(NewFDレンズ)とフジのフィルムの組み合わせは街並みの季節感を軽やかに表現してくれますね。
もう少し絞り込んで全体をしっかり写したかったけど、このボヤッとした感じも悪くない。
設定を知らず2段オーバー その2 AE-1
引き続き2段オーバーで撮っています。
この爽やかな色味とヌケの良さ。いまのCanonにも通じるものがありますね。それでいてフィルムらしいなめらかな階調もあり。
むしろこの設定で撮って正解だったんじゃないかと。
この1枚だけ光線漏れ。このあとフィルム何本か撮ったんだけど、光線漏れはこの1枚だけでした。なんでだろ。
はじめてのフィルム一眼レフで AE-1
フィルム写真を再開してすぐに、はじめてのフィルム一眼レフを入手しました。むかしフィルムで普通に撮ってたころは、一眼レフなんて考えたこともなかったですね。いまに比べたらずっと敷居が高くてシロウトにはなかなか手が出せなかった。値段も高かったしね。だからフィルムの一眼レフを手にとるのは初めて。
いまは、人気機種でもなければ、フィルム一眼レフのカメラはレンズ付きで数千円で買えますね。
そんなわけで、旅行先でのぞいた中古カメラ屋さんで出会ったAE-1がレンズ付きで安価だったので購入。ちなみに購入当時、フィルムカメラ機種の知識はほぼゼロだったので、AE-1のこともまったく知りませんでした。でも状態がよくてキレイだったのと、付属のレンズは単体ですでに所持していてミラーレス機での素晴らしい写りを知っていたので。。
購入したカメラ屋さんにフィルムの入れ方を店員さんに教えてもらい(はい、知らなかったので)、そのまま旅先で使い方もよく分からないまま、なんとなく撮った写真が今回の写真。
このとき、カメラ側のISO感度の設定方法がわかってなくて、ISO400のフィルムなのに設定がISO100になってたんです。あとでネット上にあるAE-1のマニュアルを見てそれに気づき、明るすぎて真っ白に飛んじゃってるだろうなぁとあきらめてたんですが、現像から上がってきてビックリ。ちゃんと撮れてるじゃないですか。ネガフィルムのラチチュードの広さというものを、このときに知りましたね。
撮影時に2段オーバーだったんですが、むしろハイキー気味で爽やかな写りになってて、キャノンらしい抜けの良さが出てるんじゃないでしょうか。
フィルム写真は知らないことがたくさん。おもしろいなぁ。
新品購入時より高額?! Konica Big Mini F
20年間引き出しにしまってあったKonica Big Mini F、フィルム再開後にネットで中古価格を調べたら、なんと15,000円〜20,000円ちかくするじゃないですか。
2万あれば、Nikon F3のボディが(美品じゃなければ)買えてしまいますよ。たぶん、新品購入時の金額よりも高いです。
まぁ、こういうフルオートのコンパクトカメラは壊れてしまえば修理できないからねぇ。
このカメラ、たしか1997年くらいにはじめて自分のカメラを買おうと(それまでは使い捨てカメラしか使っていなかった。あとは親のカメラとか)、渋谷宮益坂のビックカメラに行って買ったものでした。
たしかもっと安いやつを買おうと思ってたんだけど、店員さんに「プロもサブ機として使っていて、すごく写りがいいからオススメですよ!」と言われて購入。
実際、その後に周囲のカメラマンや写真を本格的にやっている人たちから「自分も持ってる」と言われ、買ってよかった〜と思った記憶がありますね。
実際、写りは当時のコンパクトとしてはかなりよくて、19〜20歳くらいのころにこのカメラでだいぶたくさんの写真を撮りました。
そして約20年後、中古価格を見て、当時の店員さんに「ほんとにありがとう」と思いましたね。いや、売らないですよ。。今でも評価されるカメラが手元に残ってよかったな、という話しでした。